hurukawa-takashi’s diary

独身アラサーサラリーマンの掃き溜め的なブログ

仕事の話

今、転職を考えている。

30歳前後になると「今の会社でずっと働いていて良いだろうか」「他の生き方もあるのではないか」と人生を見つめ直す人が多いと思うが、俗ながら自分もその一人である。他の会社で働いた経験がないので比較ができないものの、ウチの会社はヤバイ。オフホワイトではなく、まぎれもなくブラック企業であると思う。

入社1~2年目の新社会人は社畜自慢をするものでそれが美徳だと勘違いを起こす者がいるが、アラサーにもなって社畜であることは全く羨望されるものではなく、ただ同情の対象となるだけである。また、社会人を7年もやっていればある程度は客観的に自分の会社をみることができるものである。そのうえで、自分はブラック企業で働いている。

 

会社紹介をすると、従業員数は約8000人(約4000人が正社員)の保険会社。TVCM等、様々なメディア広告宣伝をしているため、知名度はそこそこある会社に勤めている。9:00~17:15が就業時間になるが、実際には7:30にはパソコンを起動して、22:00に帰社するという毎日を過ごしている。平日勤務・土日休みであるが、土日には顧客企業の説明会・セミナーがあったり、夏場だと納涼祭に駆り出されたりして休日出勤のオンパレードになる。月1~2回の休日出勤はもちろん、多い月だと3~4回ということもある。代休は発生するが代休をとる余裕がないため、代休は自然消滅する。年5回の有給を消化することが義務づけられたが、年休をとる余裕がないため、年休日に出勤(闇出勤)して事務作業を行うことも珍しいことではない。

9人の営業所で仕事しているが、所長・課長・3年目後輩男(=メンタル休業中の3年目後輩女と係長を除く正規職員)は、これと同じ労働をしている。嘱託の女性も20:30過ぎまで働いていることもザラだ。正規職員は良いが、彼女のような雀の涙ほどの賃金で酷使されている弱い立場の方は何とか守ってあげなければならないと常に思っている。

ちなみに全国組織なのだが、県によって労務管理はバラバラである。ただ、内実は大小あれどこも同じである。自分がいる県は労務管理がザルなので早朝出勤・深夜残業・休日出勤(闇出勤)が蔓延しているが、ある県だとパソコンの起動を始業10分前からしかできない・20時以降はパソコンを切らないといけないルールがあるらしい。しかし、業務量は同じなので、私用パソコンにデータを送って家とかカフェでみんな仕事をしているらしい。国の政策もそうだが、改革というものを目に見える形だけ行って、きちんと問題の点検・見直しを行わないと、そのひずみが別のかたちであらわれる。あと全国的に若手の離職率が高く、メンタル休業者が続出している。

 

かつ、残業代が出ない(ここ重要)。どんなに働いても36協定を遵守するという名目で、月30時間、年360時間しか残業を付けることができない。実際には月100時間以上は残業しているが、過小申告を余儀なくされている。自分は武闘派なので、昨年は事務所解体やクソ上司に当たったことがあり相当割を食ったので、体制批判から年450時間の残業申請をしてみて何と通ったw。しかし、上層部では相当問題になったらしく、色々小言を言われた経験がある。自分は出世など気にしていないので目を付けられても構わないが、今年からは国の働き方改革に連動するかたちで茨城でも労務管理がうるさくなったので残業がつけづらくなった。また、優秀で人柄が良い今の所長の評価に泥は塗りたくないので残業申請はその他大勢と同じく少し遠慮しようと思っている。

 

もうひとつのブラック要素は、ズバリ労働組合である。

本来、労働組合の役割は、組合員(従業員)を不当な労働や待遇から守り、働きやすい環境にしていくことにあるが、ウチの労働組合は違う。会社の傀儡となっており、組合費は高いくせに何も交渉・要求を行っていない。せいぜい会社側からの申し入れに対して文言整理を行っているのみである。それもそのはずで本部の労働組合の役員は出世が約束されているので、本部の人事や役員にかみつく者がいないのだ。そんな労働組合でありながら、組合活動はバカみたいにやっている。平日土日問わず、執行委員会や偽善行事を多く行うのだ。自分は本部ではないが、支部(分会)の執行部をやらされており、月1回、往復車で3時間かけて年休を消化してくだらない執行委員会に出させられている(年休なので無給。執行部への組合費からの手当てなし)+土日に機関紙を作成したり、関連団体との定期的な交流会に出たりしている。

 

労働組合の話が長くなったが、仕事だけでも過労死ラインにもかかわらず、本来の機能をしていないクソ労働組合の執行部をしていることから、休みがほぼない状況に陥ってしまっている。さすがに自分だけ割食っているなと実感し始めたので、色々根回しをして次期執行部は舐めている後輩になすりつけて未来永劫、執行部はやらないことにするが、いかんせん、それでも仕事がつらい。時間的拘束がエグい。

 

今はお客さんに優しくしてもらって、営業成績も例年順調、評価もされて昇進もするし、営業所内での人間関係も良好であり、拘束時間とサービス勤務を除けば、幸い悪くない環境で働いている。

しかし、自分より仕事ができて会社の未来を考えていた同期や尊敬する先輩がメンタルで休業して復帰はしたものの、今も過酷な労働を強いられている現状を聞くと、本当に明日は我が身なのである。拘束時間とサービス勤務を除けば、上に噛みついて意見もできているし(実績が伴っているという好環境であるがゆえだが)、戦略を練って営業資材をつくる余裕もあったりと、比較的に自由に仕事はできている。だが、次の異動で自分もメンタルになるような部署に配置される可能性は高いのである。そして、この企業体質は変わらないので、家族ができても家族とゆっくり過ごす時間はとれないのである(恋人もいないので杞憂であるが)!あと一つ、例えばパワハラ上司にあたるなど、あと一つ何か問題が起きたら辞めようと思っている。メンタルなんてなりたくないので、転職準備を整えつつ、いよいよヤバくなってきたら脱北ならぬ脱社をしようと密かに企てることにする。

 

ただ転職準備って何をすれば良いのだろうか。あと一からまた人間関係を築いていくのはかったるい。次の会社は、遅くとも20時には退社できて、休日出勤もなくて、もっと小規模で全国転勤がないところだといいな。年収は3分の2になってもいいから、仕事以外のことに時間を割ける余裕を保てる場所で頑張りたいッ!

 

ブログ開設

お盆に長期休暇(1年のうちに自由に取れる5日間の連休制度)をとり、実家の東京に帰省して、悠々自適な生活を送っている。

平日7時には家を出て7時30分〜22時00分まで働き、土日は月に大体2〜3回休日出勤+1回サービス出勤をしている毎日から一時的に解放されて健康で文化的な生活を送っている。

しかし、やることがない。元々趣味がない人間がブラック企業で仕事ばかりの生活になると、より趣味の世界から遠ざかり、詰まらない人間になってしまう。youtube、アニメ、漫画みて終わり。10連休のうち、7連休を消化してほんとにやることがなくなった。本格的に社畜が板についてきてしまった。仕事以外に何も、驚くほどに何もない…。

で、ブログを始めてみた!

大学生の頃は約3年間、mixiの日記をつけていて、友人や部活の同期とか先輩や後輩にコメントしてもらって、暇つぶしをしていた。社会人になって、mixiTwitterfacebookなどSNSに飽きて遠ざかっていたものの、文章を書くことは好きなので、久しぶりに始めてみようと思った。

日々仕事からの情報だけで、新聞とかテレビなど見ないからインプットが少ないだけでなく、一人暮らしで誰かと話すことも少ないのでアウトプットもしておらず、最近どんどんトークが詰まらなくなり、また要領を得ないものになっていることを感じているので、一応営業だし、アウトプットの訓練としても良いかと思ったのもきっかけの一つだ。

mixi日記のときは、見知った人がブログを更新する度に有り難いことにチェックしてコメントをくれていたので、表現を適切なものにしたり、ユーモアを乗せたりしていたが、今回はそういうことはあまり気にせず、掃き溜めのように綴っていこうと思っている。

仕事もプライベートも行き詰まっていて、自分を見つめ直すきっかけにもしたいと思っているので、気軽に本音を残していく、そんな独りよがりの性格を帯びたブログになる予定!ただ、連休が終わると平日は仕事で疲弊の毎日になるので、続けることができるのか不安ではあるけど、とりあえずやってみようと思う。